5月病とは?-メンタル不調防止のためにできること
新しい生活や環境に適応する際に、ストレスや疲労が増えるとされています。特に春先は環境の変化が多く、5月頃に体調を崩す人が多いことから「5月病」と呼ばれています。
もくじ
5月病とは
5月病とは、新しい環境に慣れる前の5月頃に心身の不調や気分の落ち込みを感じる現象を指します。特に、学生や新入社員など若い世代によく見られ、新しい環境ストレスやプレッシャー、またはストレスが一旦落ち着いたことによる緊張の緩和などが原因とされています。
五月病の症状
5月病は個人によって症状が異なりますが、一般的には以下のようなものが挙げられます。
- 体調不良:頭痛、めまい、動悸、吐き気、倦怠感
- 抑うつ感:気分の落ち込み、不安、イライラ
- 睡眠障害:夜なかなか眠れない、夜中に目が覚める
- 集中力の低下
- 食欲不振
5月病を引き起こすストレス要因
- 環境の変化(就職や転職、進学など)
- 人間関係の変化
- 住む環境の変化(一人暮らしや単身赴任)
- GWなどの連休の楽しさと仕事とのギャップ
主に環境の変化がストレス要因となることが多い傾向があります。
五月病になりやすい人の特徴
- 相談できる人がいない
- 頑張りすぎている
- 睡眠リズムの乱れが続いている
- 性格傾向が完璧主義、真面目、人に頼れず頑張りすぎてしまう人など
必ず五月病になるわけではありませんが、比較的になりやすいとされているため、心当たりがある方は特に注意が必要です。
5月病を引き起こすNG行動
睡眠不足、夜更かし、寝すぎなどによる不規則な生活
5月病の大きな原因の一つに、生活リズムの乱れがあります。新年度が始まり、環境の変化や新しい人間関係に慣れるまでには時間がかかります。その過程でストレスを感じやすくなり、夜更かしや寝すぎといった不規則な生活になりがちです。これにより、体内時計が狂い、疲労が蓄積しやすくなります。規則正しい生活を心掛けることが大切です。
運動不足
運動不足は、身体の疲労感を増すだけでなく、気分の落ち込みやストレスの増加にも繋がります。適度な運動を取り入れることで、ストレス解消や気分のリフレッシュが期待できます。
栄養バランスの偏った食生活
特に甘いものは、血糖値の急激な上昇や低下をもたらします。これにより、不安やイライラ、集中力の低下などの症状が現れます。また、ビタミン、ミネラルが不足すると免疫力が低下し、精神的にも不安定になりやすくなります。バランスの取れた食事を心がけることが重要です。
5月病を防ぐ方法
1.生活リズムを整える
規則正しい生活リズムを維持することが、5月病を予防する基本です。毎日同じ時間に起き、同じ時間に寝ることで、体内時計を整えましょう。また、朝食をしっかりとることで、一日のスタートを良い形で切ることができます。休日も極端に生活リズムを崩さないよう心掛けましょう。
2.完璧を求めすぎない
完璧に仕事をしようと頑張りすぎると、心が疲れてしまいます。特に5月は、仕事に慣れてきた影響で緊張の糸が切れ、急に体調を崩しやすくなります。そのため、意識的に休息をとりながら無理のないペースで物事を進めることが大切です。
3.徐々に仕事モードに切り替える
ゴールデンウィークなどの長期休暇明けは、いきなり仕事モードに切り替えると、楽しみと仕事のギャップにより心がついてこない可能性があります。急激な環境の変化に対応するために、徐々に仕事モードに戻るよう心掛けましょう。例えば、休暇中でも少しだけ仕事に関連する本を読んだり、短時間の仕事をすることで、リズムを取り戻す手助けとなります。
まとめ|満足度調査でメンタルへルス対策
新しい環境に慣れるには時間がかかるものですが、自分のペースを大切にしながら、無理なく生活を整えていきくことが大切です。また、5月病のような急なメンタル不調を避けるためには、従業員からのSOSを待つのではなく、会社が主導となり従業員のストレス状態や健康管理を行うことが必要です。
Q. どんなことができるの?
- 組織の健康状態を4段階で測定します
- 社員の心のSOSを可視化します
- 職場改善案をご提案します
Q. どんな効果があるの?
企業様にはメンタルヘルスチェックとしてご活用いただけるだけでなく、従業員様にはメンタルヘルスの重要性を学ぶ機会を提供します。この取り組みにより、組織内のメンタルヘルス不調者の減少や早期離職の予防が期待できます。
Q. 他社との違いは?
受検して終わりではない、継続的な学びをご提供します。