職場のうつ病の人に言ってはいけない言葉とかけてあげるべき言葉

心理コラム

うつ病は、心の病であり、本人の意志力だけで克服することが難しい病気です。そのため、もし身近でうつ病の人がいた場合は、無理強いをせず、相手の感情に配慮して接する必要があります。

うつ病の人に言ってはいけない言葉 9選

① あなたよりももっとつらい人や大変な人はいるよ

問い詰める上司

他人と比べるような言葉は、うつ病の人に対しては適切ではありません。同様に、「みんな辛いんだよ」「みんな辛くても働いているんだよ」といった言葉も避けるべきです。これらの発言は、本人には悪気がなく「みんな辛いから、あなたもみんなと同じように乗り越えようね」と、励ましの言葉である場合がありますが、うつ病当事者にとっては、自身の気持ちを理解されないばかりか、健康な他人からの意見を押し付けられているように感じることがあります。結果として、本人の気持ちをさらに抑圧してしてしまう可能性があります。

② うつ病は甘え、気持ちの持ちよう

意見を押し付ける人

うつ病を軽視するような言葉は適切ではありません。うつ病は、本人の意思だけでは乗り越えられない心の病気です。仮に甘えだと思ったとしても、それをうつ病の人に言ってはいけません。また、うつ病が甘えではないことを認識することが重要です。

③ うつ病なのに〇〇はできるんだ

こちらの言葉も不適切です。うつ病は、高熱のように、常にうつ状態が続いているわけではありません。思ったとしても、本人に指摘することは慎重に判断する必要があります。

④ なんでそんなに悲しいの?

うつ病の人に対してなぜ悲しいのか理由を尋ねることは避けた方が良いでしょう。うつ病は、単純な悲しみや落ち込みとは異なる複雑な病気であり、理由が明確になっているわけではありません。このような言葉を言われると、本人は自分の気持ちを説明するプレッシャーを感じたり、無気力感が増幅してしまう可能性があります。

⑤ 仮病じゃないの?

こちらもうつ病を軽視するものであり、避けるべきです。うつ病は、心の病気であり、患った本人にしか理解しえない辛さを伴う病気です。

⑥ いつから働きだすの?

うつ病の人は、「会社に迷惑をかけて申し訳ない」「働きたいけど身体がついてこない」「辛い」という思いを強く感じています。本人が一番働けないことに焦りを感じているため、新しいことをするような発言は不適切です。また、実際に働けるかどうかは専門家の先生と慎重に判断する必要があり、焦って復職をした場合には症状が悪化する可能性もあります。そのため、プレッシャーを与えるような発言は控えましょう。

⑦ もうちょっと頑張ってみない?

「頑張れ」というたぐいの言葉は避けましょう。これはうつ病だけでなく、悩んでいる人全般に対しても配慮が必要な言葉です。「頑張れ」という言葉は、相手にプレッシャーを与えてしまうことがあります。また、頑張らないといけないのは本人が一番分かっていることなので、他人に言われると余計に辛くと感じてしまう可能性があります。うつ病の人には、距離感を保ちつつ「見守っているよ」「応援しているよ」といった言葉をかけると良いでしょう。

⑧ 元気出して!

うつ病の人に対して元気を出すように促す言葉は適切ではありません。うつ病は単に気分が沈んでいるだけでなく、物事に対しての興味やエネルギーが著しく低下する病気です。本人がただ元気を出せばよいというわけではありません。無理に元気を出そうとすると、元気を出したいのに出せない自分に対して無気力感や罪悪感を感じてしまう可能性があります。

⑨ 明日はいいことあるよ

明るい未来を期待する言葉はうつ病の人にとっては届かない可能性があります。興味や快体験を喪失状態のため、将来への希望を持つことが難しい場合があります。

まとめ

うつ病の回復には時間がかかるため、管理職や同僚として、復帰が遅い社員に対して煮え切らない思いを抱くことがあるかもしれません。早く元気になってほしいからこそ「少し相手の背中を押すような発言を…」と思う気持ちはわかりますが、うつ病の辛さはかかった本人にしかわかりません。もし同じような状況になった際にはこのコラムを思い出して、上記のような発言を避けるように気を付けると良いでしょう。

うつ病の人にかけてあげるべき言葉

① とても辛いね

うつ病の人は、自分の気持ちを周囲に理解してもらえないと感じ、孤独感を抱えていることがあります。そのため、相手の気持ちを受け止め、共感することで、信頼関係の構築につながります

② こうやって話してくれるだけですごい

うつ病の人は、思うように身体が動かず、日常的なささいな事さえもできなくなることがあり、自信を失ってしまうことがあります。そのため、うつ病の人には、ありのままの自分を素晴らしいと伝えることで、自己肯定感の向上や自信の回復につながります。

③ 私たちがいるので一人だと思わずに

うつ病の人は、自分の気持ちを周囲に理解してもらえないと感じ、孤独感を抱えていることがあります。そのため「一人じゃないよ」と伝えることで孤独感が軽減され、心の支えとなることがあります。

④ サポートするために何かできることがあったら教えてください

うつ病の人は、頑張りたくても体がついてこない状態で、もどかしい感情を抱えています。また、強引に復職を迫ってしまうと、更に症状が悪化するケースもありますので、無理に復職を勧めず、本人がいつでも相談できるようにサポート体制が整っていることを伝えましょう。

上記のようにうつ病の人に対しては、優しく、思いやりのある言葉をかけ、支援することが大切です。

従業員のメンタル不調を防ぐ方法

従業員の健康管理ツールのご紹介

従業員の働く満足度調査

うつ病の人には傾聴力をもって相手の話を注意深く聞き、気持ちや状況に共感し、相手の立場に立ったうえで、上記のような言葉をかけてあげることが望ましいです。

弊社TellToolでは社員のメンタル状況人間関係仕事における満足度を測定する従業員の働く満足度調査を提供しています。定期的に社員の心の状態をチェックすることは、メンタル不調になる前に対策を講じる一つの方法です。


従業員の働く満足度調査

満足度調査の帳票

【検査項目】

  • 仕事の量・質
  • 会社の制度
  • 人間関係
  • 現在のストレス など

5分で簡単チェック

離職予防、メンタル不調予防、社風チェック、心理的安全チェック等が可能です!

活用の流れ

従業員の働く満足度調査」の受検が終了すると、評価シートが返却されます。評価シートで自身のメンタル状況を把握した後、振り返りシートを用いて自己啓発を行うことができます。

STEP1

受検

5分で受検ができるため、スキマ時間に受検できます。

Web受検

STEP2

「評価シート」の配布

数値で個人のメンタル状況を把握することができます。

従業員の働く満足度調査
評価シート

STEP3

「振り返りシート」の配布

セルフケアの基礎を学ぶことができます。

従業員満足度調査後の改善Book
振り返りシート

企業様は、離職傾向のチェックメンタルへルスチェックに活用いただける一方で、従業員様は、メンタルへルスの重要性について学ぶことができ、両者にとって利点のある製品となっています。

お問合せボタン