白黒思考の特徴と仕事における表れ方

白黒思考とは

白黒思考

白黒思考とは、認知の歪みの一つであり、物事を極端に判断する考え方を指します。この思考スタイルは、何事も「完全に正しい」⇔「完全に間違っている」といった形で評価し、中間の曖昧な部分を認識しない傾向があります。

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白黒思考の特徴と仕事における現れ方

白黒思考の特徴には以下のようなものがあります。

1.極端な判断

白黒思考の人は、物事や人を「良い」「悪い」の二択で捉える傾向があります。中間的な見方ができず、一度ネガティブな印象を持つと、それが全体の評価に影響してしまいます。

【仕事における表れ方】

  • プロジェクトが少しでも計画通りに進んでいないと、「このプロジェクトはもう失敗だ」と早急に結論づける
  • 同僚のちょっとしたミスを見て「彼は仕事ができない」と決めつける
  • 上司が一度指摘したことに対して、「自分は評価されていない」と感じ、モチベーションを大きく下げる
  • 一度嫌なことがあると「もう二度としない」と心にシャッターをかける

2.柔軟性の欠如

白黒思考の人は、多様な意見や視点を受け入れるのが難しく、自分の考え方や判断に固執しがちです。

【仕事における表れ方】

  • 自分が決めたやり方にこだわり、他の人が提案する新しい方法を受け入れない。
  • 変化に対応することが苦手で、一度決めた計画や方針を、状況が変わっても修正しようとしない。
  • 助言やアドバイスを「自分に対する批判」と捉え、拒絶してしまう。

3.感情の落差が激しい

白黒思考の人は、小さな出来事にも大きく反応し、感情の起伏が激しいことが多いです。良いことがあれば極端に喜び、悪いことがあれば一気に落ち込む傾向があります。

【仕事における表れ方】

  • プロジェクトが順調な時には「すべてが完璧だ」と感じるが、少しのトラブルで「もうダメだ」と極端に落ち込む。
  • 同僚が自分に少しでも批判的な意見を言うと、その人に対して強い敵意を持ち、協力を避けるようになる。
  • プレゼンがうまくいった時には「自分は有能だ」と感じるが、反応がいまいちだった場合には「自分は無能だ」と自己評価を極端に下げてしまう。

白黒思考は、仕事の場面で思わぬトラブルや人間関係の悪化を引き起こすことがあるため、柔軟な視点や多様な意見を取り入れることが重要です。

適性検査で人材育成

白黒思考は、企業内での人材育成において課題になることがありますが、適切な対策を取ることで社員の思考をより柔軟にし、それぞれの社員が持つ潜在能力を最大限に引き出すことが可能です。当社の「基礎検査」では、社員の考え方の傾向を測定し、その結果をもとに人材育成や組織の改善に役立てることができます。

Q. どんなことができるの?

社会人としての基礎力(行動力、責任感、ストレス耐性、セルフケア能力等)や、認知の歪みを測定し、フィードバックを提供します。

Q. どんな効果があるの?

  • 人材育成
    社員一人ひとりが自己理解を深め、自身の目標や方向性を明確にすることができます
  • EQ(こころの知能指数)の向上
    EQの向上に特化したプログラムを提供することで、職場で信頼され、成果を上げるEQの高い人材を育成します

Q. 他社との違いは?

受検して終わりではない、継続的な学びをご提供します。

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