グループディスカッションとは?導入時の注意点

もくじ
グループディスカッションとは
グループディスカッションとは

グループディスカッションは、複数の応募者がグループに分かれて、特定のテーマや問題について議論し、結論を導き出す選考方法です。この形式では、各参加者のコミュニケーション能力、問題解決能力、リーダーシップ、協調性などが観察されます。特に新卒採用においては、個々の候補者がどのようにチーム内で働くか、どのような役割を果たすかを見極めるために用いられます。
グループディスカッションのメリット
- 対人関係能力を評価
- コミュニケーション能力:相手の意見を尊重しつつ、自分の意見を適切に伝える力を評価することができます
- 協調性:他者と協力して問題解決する能力を見ることができます
- 役割分担:リーダーシップやサポート役などグループ内での役割分担を見ることができます
- 多面的な評価
- 一対一の面接とは異なり、多面的な観点から評価できるため、総合的な人物像を把握することができます
- 面接時間の節約
グループディスカッションで導入時の注意点
1. 議題の選定
議論するテーマや問題は、応募者の能力を適切に引き出せるものを選ぶ必要があります。議題があまりに難解であったり、逆に簡単すぎたりすると、正確な評価ができません。
- 社会問題に関する議題
- 環境問題の解決策: 環境保護のための具体的なアクションプランを提案させることで、創造力や論理的思考力を評価できます。
- 少子高齢化社会への対応策: 少子高齢化の課題に対する解決策を議論させることで、社会問題に対する理解と対応力を確認できます。
- ビジネス関連の議題
- 新製品のアイデアと市場導入計画: 新しい製品やサービスのアイデアを出し、その市場導入計画を策定させることで、マーケティング力や創造力を評価できます。
- 企業の働き方改革の推進方法: 働き方改革に関する具体的な施策を議論させることで、応募者の現代的な労働環境に対する理解と提案力を確認できます。
2. 評価基準の設定
グループディスカッションでは、何をどのように評価するかを明確に定めることが重要です。評価基準が曖昧だと、公正な判断が難しくなります。
- コミュニケーション能力
- 論理的で明確な意見を述べているか
- 適切なタイミングで発言しているか
- 他の参加者の意見を聞き、それを理解し反応しているか
- 協調性
- 論理的で明確な意見を述べているか
- 適切なタイミングで発言しているか
- 他の参加者の意見を聞き、それを理解し反応しているか
- リーダーシップ能力
- チームを統率し、進行を促進できているか
- ほかの候補者のサポートができているか
- 適応力
- 自分の役割を理解しその役割を効果的に果たしているか
- 自身の意見を柔軟に変えることができるか
- 問題解決能力
- 問題に対する解決策を提案しているか
- 新しいアイデアを提供しているか
- 人間力
- 前向きな態度を維持できるか
- ポジティブな発想ができるか
3. 公平な判断
ディスカッションでは、すべての参加者が公平に発言の機会を得られるようにすることが大切です。特に、経験が浅い学生に対して、「この場で緊張するなら、実際の業務で活躍することは難しいだろう」といった判断してしまうことは、学生の可能性を見誤る可能性があります。発言の機会が得られなかった学生には、別途個別面談や評価の機会を提供するようにしましょう。
基礎検査で人材の見極め
グループディスカッションは、新卒採用において多くのメリットを提供する一方で、適切に運営されなければ正確な評価が難しくなります。明確な評価基準の設定や議題の選定など、事前の準備をしっかりと行うことで、効果的な選考を実現することができます。
当社の「基礎検査」では、候補者の思考や価値観に焦点を当てた問題を用意することで、社会人として必要な基本的な資質を測定することができます。

Q. どんなことができるの?
社会人としての基礎力(行動力、責任感、ストレス耐性、セルフケア能力等)や、認知の歪みを測定し、フィードバックを提供します。
Q. どんな効果があるの?
- 人材育成:
社員一人ひとりが自己理解を深め、自身の目標や方向性を明確にすることができます - EQ(こころの知能指数)の向上:
EQの向上に特化したプログラムを提供することで、職場で信頼され、成果を上げるEQの高い人材を育成します
Q. 他社との違いは?
受検して終わりではない、継続的な学びをご提供します。

コンテンツの詳細や資料請求はこちらからご確認いただけます。
お気軽にお問合せください。