部下との信頼関係を築くための声掛けについて

心理コラム


職場で部下と信頼関係を築く上で、日々のコミュニケーションが鍵となります。部下が安心感を持ち、仕事に対するモチベーションを高めるためには、どのような声かけが効果的なのでしょうか。ここでは、具体的な状況に基づいた声かけのアプローチについてご紹介します。

部下のモチベーションを下げてしまうNG発言

  1. 「なんでできないの?」
  2. 「休んだ分、頑張ってね!」
  3. 「もう帰るの?」
  4. 「忙しいから後にして」
  5. 「結局何が言いたいの?」
  6. 「ミスしないようにね」
  7. 「期待しているから頑張って!」

① 「なんでできないの?」

残業する人

部下に仕事の進捗状況を確認した際、「まだできていません」と返ってくることがあるでしょう。特に、期日が迫っている場合、イライラしてしまい、「なぜまだできていないのか」と厳しい口調で言ってしまうかもしれません。しかし、このような状況では、部下は自分が非難されていると感じ、「自分は仕事ができないんだ」「申し訳ない」と、自信を喪失してしまう可能性があります。

② 「休んだ分、頑張ってね!」

驚く人

連休明けで久しぶりに部下が出社した際、無意識に「休んだ分、頑張って働いてね」と伝えていませんか?もしくは、連休明けの部下に何の言葉もかけないこともあるかもしれません。しかし、部下の立場からすると、休暇を取ったことに対する負い目を感じているときに、さらに休んだことに対する罪悪感を抱かせてしまう可能性があります。

③ 「もう帰るの?」

帰宅する社員

定時後に仕事を依頼しようと思ったタイミングで、部下が帰宅の準備を始めることがあります。その際に、つい反射的に「もう帰るの?」と言ってしまうことがあるかもしれません。しかしこのような場面で部下は「定時なのに帰ることは許されないのか?」といった気持ちを抱く可能性があります。

④ 「忙しいから後にして」

無視をする人

自身の仕事が忙しい時に、部下から質問を受けることはよくあります。その際に、つい反射的に「忙しいから後にして」と部下の質問を後回しにしてしまうことがあるかもしれません。その態度を続けてしまうと、部下は「また断られるだろう」「いつも質問を受けてくれない」と感じ、信頼関係が損なわれてしまうことがあります。

⑤ 「結局何が言いたいの?」

パニックになる社員

部下からの報告がだらだらと長い場合、ついイライラして「結局何が言いたいの?」「要点まとめて報告してくれない?」と言ってしまうことがあるでしょう。しかし、このような反応は、詳細を一生懸命伝えようと努力している部下に対して否定的な印象を与える可能性があります。

⑥ 「ミスしないようにね」

聞く耳を持たない社員

部下に仕事を頼んだ際、ちゃんとできるか心配で、「ミスをしないようにね」という言葉を添えてしまうことがあるでしょう。しかし、このような言葉は、「上司から信頼されていないんだな」と不信感を与えてしまいます。

⑦ 「期待しているから頑張って!」

重圧を感じる人

「期待しているから頑張って」と伝えると、部下はその期待に応えようと努力する一方で、「成果を出さなければ」とプレッシャーを感じてしまう可能性があります。

言葉の言い換え 7選

  1. 「何かトラブルがあった?」
  2. 「今日からまたよろしくね」
  3. 「お疲れ様!今日もありがとう」
  4. 「この作業が終わってからでも大丈夫?」
  5. 「ありがとう!要点をまとめると」
  6. 「最後に確認しておきたいことはある?」
  7. 「部長が●●さんのこと褒めてたよ」

① 「何かトラブルがあった?」

面倒見がよい先輩

NG「なんでできないの?」

OK「何かトラブルがあった?」

指示した仕事ができていなかった際、まずは、「何かトラブルが発生したのか?」「どのような理由で進捗が遅れたのか?」と質問し、歩み寄りの姿勢を見せることが大切です。また、次回も同様の問題が生じた場合には、事前に報告してもらう仕組みを作るなど、今後の方針も決めておくと良いでしょう。

② 「今日からまたよろしくね」

NG「休んだ分、頑張って」

OK「今日からまたよろしくね」

連休明けで久しぶりに部下が出社した際、「今日からまたよろしくね」と温かく迎えることで、休暇をポジティブにとらえる姿勢を示すことができます。また、部下も普段の働きを評価してもらえていると感じ、信頼関係を構築することができます。

③ 「お疲れ様!今日もありがとう!」

楽しそうに歩く社員

NG「もう帰るの?」

OK「お疲れ様!今日もありがとう!」

部下が自分よりも早く帰宅の準備を始めた際は、「お疲れ様!今日もありがとう!」と声をかけて、その日の業務を締めくくることが大切です。これによって、部下に対する感謝の気持ちを示し、気持ちを切り替えることができます。

④ 「この作業が終わってからでも大丈夫?」

目を合わせる女性

NG「忙しいから後にして」

OK「この作業が終わってからでも大丈夫?」

忙しい時に質問を受け、どうしても質問に回答できない場合は、「この作業が終わってからでも大丈夫?」と質問を受けられるタイミングを伝えるようにしましょう。そして、そのタイミングが来たら上司自身が部下に声をかけるよう心がけましょう。こうすることで、部下との信頼関係を保ちつつ部下の疑問に真摯に向き合う姿勢を示すことができます。

⑤ 「ありがとう!要点をまとめると…」

NG「結局何が言いたいの?」

OK「ありがとう!要点をまとめると…」

部下の報告がだらだらと長い場合、部下の気持ちを否定するような反応は避け、「細かく報告してくれてありがとう!要点をまとめると…」と整理をして伝えましょう。さらに、整理した後、伝え方についてアドバイスをすることで、信頼関係を築きつつ、部下も報告の仕方を学び、より簡潔に報告ができるようになっていきます。

⑥ 「最後に確認しておきたいことある?」

NG「ミスしないようにね」

OK「大丈夫?最後に確認しておきたいことある?」

説明が終わった後は、「最後に確認しておきたいことはある?」と尋ねることが効果的です。そうすることで、部下の不安を取り除くことができます。プレッシャーをかけるのではなく、相手を安心させるような声掛けを行うことで、部下との信頼関係を築くことができます。

⑦ 「部長が○○さんのことを褒めてたよ」

NG「期待しているから頑張って」

OK「部長が○○さんのことを褒めてたよ」

部下の仕事ぶりに期待をかけたい場合、第三者の視点を活用して「部長が○○さんのこと褒めてたよ」と伝えると効果的です。そうすることで、部下が自身の成果が他人から評価されていると感じ、自己成長や責任感を感じるきっかけとなり、より意欲的に業務に取り組むことができます。

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基礎検査受検後の改善Book
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