【通信教材で健康経営】認知行動療法について

心理コラム

心の健康を保つために、何か特別なテクニックが必要だと考えていませんか?実は、認知行動療法は、特別なスキルを必要とせず、日常生活でも活用することができます。この記事では、認知行動療法の基本と実践方法をご紹介します。

認知行動療法とは?

認知の流れ
「出来事→認知→感情」の流れ

認知行動療法とは、物の受け取り方や考え方(認知)に働きかけることで、気持ちを楽にする心理療法の一つです。私たちは、出来事への「認知」の仕方によって感情に影響を受けます。つまり、同じ「出来事」に遭遇しても「認知」の仕方によって生まれる感情が異なるのです。
例えば、上司に怒られたとき、「自分は無能だ」と考えると自信を失い、新たな挑戦を避けるようになってしまいます。そのようなときに、認知行動療法を使えば、こうした否定的な思考をポジティブに徐々に変えることができます。

認知行動療法は個人で行うことも可能ですので、やり方をご紹介します。

認知行動療法のやり方

メモ用紙

認知行動療法は「自己認識→解釈の深堀→解釈の見直し→思考の定着」のステップで行います。

STEP1:自己認識

まず、自分がショックを受けた状況を思い出し、紙に書きましょう
(例)先輩に怒られた

STEP2:解釈を深堀

次に、なぜ自分はショックを受けたのか、理由を考えて紙に書き加えましょう。
(例)頑張って仕事をしていたのに怒られて傷ついた

STEP3:解釈の見直し

その後、ショックを受けた理由に対して、別の解釈を考え、紙に書き加えます。
(例)自分の仕事のやり方が違っていたのを指摘してくれただけで、ショックを受ける必要はないのかもしれない → 大事になる前に修正出来て良かった

STEP4:思考の定着

最後に、見直した思考を確認し、日常生活で意識的に取り入れていきます。新しい考え方が自然に受け入れられるように、継続して行うことが大切です。

継続して行うことが大切です

日常生活での応用

認知行動療法

認知行動療法は、特別な状況でなくても日常生活で簡単に取り入れられます。たとえば、朝の通勤時に「今日は何もかもうまくいかない」と感じたら、少し立ち止まって自分の思考を振り返り、もっとポジティブな見方を試してみましょう。「今日は新しいチャンスがあるかもしれない」と考え直すだけで、その日の気分が変わるかもしれません。

まとめ|通信教材でメンタルへルス対策

認知行動療法は、思考と行動のパターンを変えることで、ストレスへの対処能力を高める効果があります。誰でも簡単に始めることができ、継続することで確実に効果を実感できます。認知行動療法は、現代のストレス社会を生き抜くための強力なツールです。ぜひ、この機会に認知行動療法を取り入れて、心の健康を守りましょう。

メンタルへルス「通信教材」

毎月、メンタルヘルスに関する情報を提供し、従業員の健康意識向上と、学びを通じたメンタルヘルスの強化を支援します。

社員が抱えるメンタルヘルスに関する疑問や課題に寄り添い、実践的な学びを提供します。

  • ストレスの仕組みと対処法:
    なぜストレスを感じやすいのか?その背景を理解し、適切に対処する方法を学びます。
  • コミュニケーション方法:
    ストレスを抱えた社員にどのように接し、フォローすれば良いのかを考えます。
  • メンタル不調への対応:
    自分や他者がメンタル不調を感じたとき、どのように行動すれば良いのかを具体的に解説します。
  • 強いメンタルを育てるために:
    心の強さを養うための日々の習慣や考え方を学び、ポジティブな自分を目指します。

コンテンツの詳細や資料請求はこちらからご確認いただけます。

>>>Tell Tool通信教材の詳細をチェックする

この記事を書いた人

株式会社Tell Tool 編集部

Tell Toolは「Webテスト」と「通信教材」を用いて人材育成を支援する会社です。チェック&学習を組み合わせることで効果的な学習をご支援いたします。

お気軽にお問い合わせください。050-3091-1032受付時間 9:00-18:00 [ 土・日・祝日除く ]

お問い合わせ お気軽にお問合せください