デスクワークによる健康被害について
もくじ
デスクワークが心身に与える影響
次のように感じたことはありませんか?
- 疲れやすくなった
- 仕事に対するやる気が出ない
- 寝ても疲れが取れない
- 集中力が続かない
こうした症状がある場合、それは単なる年齢のせいではなく、デスクワークが原因かもしれません。
これらの不調を放置すると、肩こり、腰痛、頭痛、消化不良といった深刻な健康問題に発展する可能性もあります。
デスクワークによる健康被害と対策
1. 身体の痛み
長時間同じ姿勢を続けることで、肩や首、腰に負担がかかり、痛みが発生します。
- 肩こり:
デスクワークによる猫背により肩甲骨周りの筋肉が緊張状態になることで肩こりを引き起こします。 - 首の痛み:
前のめりに首を前に突き出す姿勢で画面を見ることが多くなると、首に負担がかかり、痛みを引き起こします。 - 腰痛:
長時間座り続けたり、足を組むことで腰に負担がかかり、腰痛を引き起こします。
対策
姿勢が良くても、同じ姿勢でいると血流が悪くなりコリが生じます。1時間ごとにストレッチを行い、血流を促進しましょう。
3. 姿勢の悪化
画面に前かがみになることで猫背やストレートネック、骨盤の歪みが生じやすくなります。
- 猫背:
画面に前かがみになることで、背中が丸くなり、猫背の姿勢になります。猫背になると、胸部が圧迫されることで呼吸が浅くなり、自律神経の乱れにつながります。 - ストレートネック:
頭を前に突き出す姿勢が続くと、首の自然な湾曲が失われ、ストレートネックになります。ストレートネックは頭痛や肩こりの原因になります。 - 骨盤の歪み:
骨盤が歪むと全身のバランスが崩れ、腰痛やO脚、冷え性、むくみなど様々な不調を引き起こす可能性があります。
対策
椅子の深くに腰掛け、足の裏を床にしっかりつけ、ひざを90度に曲げることで正しい姿勢を保ちましょう。
3. 眼精疲労
パソコンやスマートフォンの画面を長時間見続けることで、目が疲労し、ドライアイや視力低下、頭痛の原因になります。
- ドライアイ:
まばたきの回数が減少し、涙液が十分に分泌されなくなることで、目が乾燥しやすくなります。 - 視力低下:
長時間の近距離視作業により、視力が低下します。 - 頭痛:
目の緊張により、血流が妨げられることで、頭痛を引き起こすことがあります。
対策
20分に1回、約6メートル離れた場所を20秒ほど見るようにしましょう!また、温かいタオルで目を温めたり、軽くマッサージすることで目の疲れを軽減できます。
4. 血行不良
長時間座りっぱなしでいると血流が悪くなり、むくみや高血圧、深部静脈血栓症などのリスクが高まります。
- むくみ:
座りっぱなしでいると、血液やリンパ液の循環が滞り、足がむくむことがあります。 - 高血圧:
運動不足が原因で、血流の圧力が増し、高血圧のリスクが高まります。 - 心臓病:
座りすぎが血流を悪化させ、心臓病のリスクを増加させます。
対策
1時間に1回は立ち上がり、軽い運動を取り入れましょう。電話中に立ち上がる、デスク周辺で足踏みをするなど、日常に小さな動きを加えましょう。
5. メンタルヘルスの影響
長時間の座り仕事は、体の疲労だけでなく、ストレスや孤立感、イライラの原因となり、うつ病リスクも高まります。(公財)明治安田厚生事業団体力医学研究所の調査によると、1日12時間以上座っている人は、6時間未満の人と比べてメンタルヘルスが悪い割合が約3倍も多いことがわかっています。
対策
一日10分~20分の運動を取り入れ、ストレスを発散させましょう。また、同僚との会話も、孤立感を防ぎいメンタルヘルスの向上に役立ちます。
仕事で立ち上がることができない場合は
もし、仕事で立ち上がることができない場合は、かかとの上げ下ろし運動をしたり、ふくらはぎを軽くもんだりするなど、エコノミークラス症候群の予防方法を参考にした足の運動もおすすめです。
働く満足度調査でメンタルへルス対策
デスクワークによる健康への影響を最小限に抑えるには、社員一人ひとりがメンタルヘルスへの意識を高め、正しい姿勢の維持や定期的な休憩、適度な運動を取り入れることが重要です。
当社の提供する「働く満足度調査」は、社員のエンゲージメントを総合的に可視化し、改善が必要な分野を把握することで、組織全体の健やかな職場環境づくりを支援します。
Q. どんなことができるの?
- 組織の健康状態を4段階で測定します
- 社員の心のSOSを可視化します
- 職場改善案をご提案します
Q. どんな効果があるの?
企業様にはメンタルヘルスチェックとしてご活用いただけるだけでなく、従業員様にはメンタルヘルスの重要性を学ぶ機会を提供します。この取り組みにより、組織内のメンタルヘルス不調者の減少や早期離職の予防が期待できます。
Q. 他社との違いは?
受検して終わりではない、継続的な学びをご提供します。