周囲からの評価が変わる!報連相の重要性について

心理コラム

報連相は、他者との連携を強化し、正確に業務を進めるために必要不可欠なスキルです。本コラムでは報連相が大切な理由についてご紹介します。

報連相とは?

報連相(ほうれんそう)は、報告、連絡、相談の頭文字をとったビジネス用語です。

  • 報告:
    自分の仕事の進捗結果を上司やチームメンバーに伝えること。定期的な報告は、他のメンバーが状況を把握しやすくなるため重要です。
  • 連絡:
    仕事中に発生する情報変更点を関係者に伝えること。連絡が遅れると、誤解や無駄な作業が発生するリスクが高まります。
  • 相談:
    問題疑問がある際に、上司や同僚にアドバイスを求めること。相談をすることで、より良い解決策が見つかり、他のメンバーからのサポートも得られます。

報連相が重要な理由

1. トラブルの予防

報連相により、チーム内の情報共有がスムーズになり、誤解や行き違いを防ぎます。

  • 相手が期待する納期や品質を正確に把握できる
  • 個人の解釈違いや判断ミスを防ぐ
  • 経験者に相談することでトラブルを回避できる

2. 問題の早期発見

報連相を行うことで、問題や課題を早期に発見し、対処できます。

  • 迅速に対応策を講じることができる
  • 問題が大きくなる前に解決できる
  • 自分では気づけなかったミスに気付ける

3. チームワークの強化

報連相を通じて、メンバー間のコミュニケーションが活発になり、チームの連携が強化されます。

  • お互いの役割や貢献を理解し、認め合える
  • リアルタイムな報連相はチームの一体感を高める
  • メンバー間の知識やスキルの共有が促進される

報連相をしっかり行うことで、たとえトラブルが発生しても、少ない労力で早期にリカバリーすることが可能です。反対に、報連相を怠るとトラブルに対して脆弱になり、対応に時間がかかることで他の業務にも影響を与える悪循環に陥ってしまいます。

報連相をすることで変わる周囲の反応

報連相の重要性についてお伝えしましたが、実際に、報連相をしっかり行う人とそうでない人とでは、周囲の反応が大きく変わります。

1. 上司のマイクロマネジメントが減る

報連相をしっかり行うと、上司はあなたの業務状況を正確に把握できます。その結果、上司が細かい確認や指示を頻繁に出す必要がなくなり、マイクロマネジメントから解放されます。

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報連相を怠ると、上司は進捗や問題点を把握できず、その不安から頻繁に確認や指示をするようになり、マイクロマネジメントが加速します。

2. 周囲からの評価が上がる

報連相を適切に行うことで、上司や同僚に自分の業務状況や問題解決に向けた姿勢をアピールできます。これにより、「信頼できる」「仕事ができる」といったポジティブな評価を得やすくなります。

Danger

報連相を怠ると、自分がどのような仕事をしているのか、どういった意図で業務を進めているのかが周囲に伝わらず、誤解されることがあります。結果として評価が下がることにもつながります。

3. サポートや見方が増える

報連相を適切に行うことで、周囲はあなたの仕事の進め方や直面している課題を理解しやすくなります。これにより、透明性が高まり、誠実に仕事に取り組んでいることが伝わります。その結果、信頼が生まれ、サポートしてくれる人や協力者が自然と増えていきます。

Danger

報連相を怠ると、周囲はあなたの行動や仕事の進め方に不安や疑問を感じるようになり、信頼を失うことがあります。その結果、トラブルが生じた際、周囲の反応が冷たく、最悪の場合、サポートを得られない可能性があります。

報連相をする社員は周囲からの評価が高い

質問です。以下の2つのケースの場合、どちらが周囲からの評価が高くなるでしょうか?

  • 自分一人で作業を進め、2週間後に100点のクオリティの成果物を提出する場合
  • 50点の段階で上司に相談し、上司のフィードバックをもとに100点の成果物を提出する場合

多くの場合、(❷番)の方が高く評価される傾向があります。

上司に相談することで、時には厳しい指導を受けることもありますが、上司を見方にして成果物を完成させることができます。一方、一人で黙々と作業を進めていると、上司から「何をしているのだろう?」と疑問に思われたり、見当違いの方向に進んでしまう可能性があります。これが後々、大きな問題につながることもあります。
そのため、定期的に報告・連絡・相談を行う人の方が、自然と周囲からの評価も高くなるのです。

まとめ|通信教材で人材育成

報連相はシンプルながら非常に効果的なコミュニケーション手法です。これを実践することで、仕事がスムーズに進み、チームワークも強化されます。ぜひ、日常の業務で報連相を取り入れ、その効果を実感してみてください。
「部下が報連相をしてくれない」「上司が怖くて報連相できない」といった悩みがある場合、それはお互いの接し方に問題があるかもしれません。正しい対応を学ぶことで、行動を改善し、円滑なコミュニケーションが可能になります。

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この記事を書いた人

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